◆あんころもち◆
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唐突な更新再開。めんまーッ!




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12月11日 管理人のぼやき
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11月28日 管理人のぼやき



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管理人のぼやき





20121211『嵐の前のスカイプ』

【 叶  かのこ】「…………………………」
【田中 もなか】「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「フフ……、このスカイプの静けさも、原稿やってるな、って気になるわね……」
「そりゃ毎日のように籠って原稿やってるんだから、話題も尽きてくるだろうよ」
「…………………………」
「…………………………」
「表紙描き直してぇ……」
「奇遇だな。わたしもだ」
「…………………………」
「…………………………」
「……まぁ描き直さないけども」
「ここでの描き直しはもうただの自殺だからな」
「…………………………」
「…………………………」
「もなか……いるか……?」
「はいな、いますとも」
「なんか話してよ」
「話題振るのが下手な女子かよ」
「話題振るのが下手な女子だよ」
「あんたがなんか話してくれないと、退屈なペン入れに飽きたあたしの頭が、ネットサーフィンを始めてしまう」
「好きにすればいいんでない……?」
「見捨てるなよ、仲間だろ!」
「うるせええええ。特に話題なんてないって……。あぁ、そうだ」
「なんかあった?」
「今週あたり、家で鍋やろうと思ってるんだけど、どう」
「はぁぁぁぁ? このクソ忙しいときに? 締め切り間際に? 鍋? 気でも狂ったか」
「……いやね、わらびくんと話していたら、今度鍋することになって。うっかりしていたわたしが、この日に設定することを良しとしてしまった……」
「あぁ……、後輩クン繋がりか……。あの子、〆切だってこと知らないの?」
「〆切があるっていうことは知っているけど、よくわかっていない」
「なるほどねぇ……。その鍋会、恐ろしくそわそわしそうね……。〆切的な意味で」
「さぞかし落ち着かないだろうと思うよ。〆切的な意味で」
「まぁいいや。何持って行けばいいの?」
「来るんかい」




20121204『鍋の季節』

【望月 わらび】「すっかり鍋の季節って感じですね」
【田中 もなか】「なべ? …………あぁ、鍋」
「びっくりした。先輩が〆切に追われるあまり、言語にすら支障が出たのかと」
「確かに〆切でおかしくなることはあるけど、君も言うようになったね。一人暮らしだとあんまり鍋料理って縁がないから、ぱっと出てこないんだよ」
「そうなんですか? 鍋美味しいのに」
「野菜高いし、みんなでつつくなら良いけど、ひとりで食べるのはねえ。かのこが来たときにいっしょに食べることはあるけど」
「お、いいですねぇ。鍋パーティってやつですか。いや、鍋パーリィってやつですか」
「わざわざ腹の立つ言い回しにする理由はぜんぜんわからないけど、パーティって言うほど大袈裟なもんでもないよ。ふたりだし」
「いやぁいいじゃないですか、ふたりでも。やっぱ一人暮らしって楽しそうだなぁ」
「……何なら今度、鍋するとき来る?」
「えっ。いいんですか」
「鍋はみんなで突いた方が楽しいしね」
「あ、社交辞令ならちゃんと社交辞令って言ってくださいね。俺マジで行きますよ。社交辞令だった場合、変な空気になりますからね。でもそうなってしまった場合、果たして悪いのは 一体だれかな」
「悲しいこと言うのやめてくれる……、別に社交辞令とかじゃないよ。わらびくんが良いのなら、良かったら」
「行きます行きます。俺、鍋奉行やりますよ」
「それ自己申告するのおかしくない?」
「いやぁ楽しみだなぁ」
「……あんまり期待しないでね。そんな大したものでもないから」
「帰ったら早速妹に自慢しよう」
「プレッシャーかけるのやめてくれる?」



20121128『子供は風の子』


【望月 わらび】「最近寒くなったよなぁ」
【真寺  ユ ウ】「え!? なに!?」
「……いや、寒くなったよなぁって」
「寒い!? 兄ちゃんは貧弱だなぁ。いやぁ、まぁ寒いよ? 確かに寒いよ。でも、これから1月2月と続いていくんだぜ? 寒さはまだまだ上ったばかりのうなぎだぜ?」
「考えたくもないな」
「ネガティブだなー! 寒くはなるけど、色々楽しいこともあるだろー? クリスマスとかお正月とか冬休みとかさー」
「その楽しみと寒さは関係ないだろ」
「はぁー。兄ちゃんは貧弱! 身体も貧弱だし、精神も貧弱! もっとポジティブに生きようぜ! ポジティブシンキングで心も身体もぽっかぽか!」
「……………………」
「どうしたんだ兄ちゃん。急に黙り込んで」
「……………………」
「へいへい、どうしたんだ兄ちゃん」
「うぜええええええええええええええええっ!!」
「な、なんだよ急に大きな声出して」
「もー鬱陶しすぎて魂抜けるかと思ったわ! なんでお前そんなに元気なんだよ! 寒ければ寒いほど元気って、あれか!」
「あれかってなんだよ」
「子供か!」
「子供くらいスッと出せよ! 俺が元気なことより兄ちゃんの発想力が貧弱なのもどうかと思う!」
「それもおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
「な、なに」
「お前、貧弱って言いたいだけだろ! ずっと連呼しやがって、覚えたての言葉使いたがりか!」
「語呂悪っ! 兄ちゃんは言葉選びも最悪だけど、リズムセンスも絶望的だな!」
「もう俺、寒い間はユウと会わないことに決めた」
「急に4ヶ月近くの別れを告げられた」
「そんなんだから、クラスの女子に『男子って子供だよねー』って言われるんだよ」
「ちょ……、急にマジなやつをぶっこんでくるのはやめてよ……」







20121122『4000gの負債』


【望月 きなこ】「……………………」
【寿甘 うるち】「どうしたんだ、もっちー。そんな数億の負債を抱えたような顔をして」
「負債……、負債……。ふふふ、あんまり変わらないかもしれないね……」
「なんだよ、また体重の話?」
「うん……。ねえ、うるちー。正直に答えて欲しいんだけど、わたし太った?」
「太った」
「……………………………………」
「一時に比べると、軽く引くくらい太ってんぞ。おいおいマジかよ、ってオレ思ってたし」
「ちょ、ちょっと待って。友人の心無い一言に困惑している途中なんだから、それ以上追い打ちしないで。死ぬ。死んじゃう」
「正直に言ってっつったのは、もっちーじゃねーか」
「うん。でも限度があるよね?」
「じゃあなんだ? オレももうちょい気を遣った言い方した方がいい?」
『えー、全然太ってないヨー! もっちーはこれくらいが丁度いいってー、あー、でも確かにちょっとポチャっとしたかな? うんうんうん、でも大丈夫大丈夫ー♪』くらい言おうか」
「ナメてんのか」
「怖すぎ。態度豹変させんのやめろよ。殺されるかと思ったわ」
「ていうか、今の表情なに」
「リップサービス」
「もろ顔面だったんだけど」
「少しは空気も緩むかなって」
「人をおちょくったような取り繕いは許さぬ」
「許さぬ、って何キャラだよ。正直に言うのもダメ、取り繕うのもダメ、じゃあもう言うことねーよ。オレもう黙ってるよ? 黙殺」
「なんかこう、もっとベストな答えがあると思うんだよ。ちょっと考えて見てよ」
「めんどくせーな、デブ」
「殺すぞ」
「おーけー、デブは言い過ぎた」
「わかればいいんだよ」
「小デブ」
「殺すぞ」






20121120『悪魔の箱(ブラックボックス)』


【 叶  かのこ】「トゥットゥルー」
【田中 もなか】「うす」
「うあ」
「…………………」
「出しちゃったの、そのブラックボックスを……」
「我慢できなかった」
「欲望を吸い込み、足枷を括り付ける、その悪魔の箱を……」
「……中二病観た?」
「出掛けに見てきた。くみん先輩天使」
「爆ぜろリアル」
「弾けろシナプス」
「悪魔の箱にブラックボックスってルビ振るのは微妙じゃないかなぁ」
「急にダメ出しするのやめてくんない……。あたしだってそういうつもりで言ったわけじゃないしぃ」
「じゃあどういうつもりで?」
「喰いつくの禁止ー。それより、あたしもこたつ入る。……やっぱいいわね、こたつ」
「お陰で作業効率が急上昇だぜヒャッハー」
「あんた最近スカイプめっちゃ寝落ちしてんじゃん」
「つまりそういうことよ。ちょっと後悔してる」
「片付ければ?」
「無理」
「でしょうね」
「爆ぜろ原稿」
「弾けろ〆切」





20121118『悲しみの権化』


【 叶  かのこ】「今からあたし、言葉にならないくらいに同情されるようなこと言うわ」
【田中 もなか】「言ってみ」
「エヴァQのネタバレ喰らった……」
「あぁ……………………」




20121117『カロリーと先輩』


【望月 わらび】「先輩って、体重とか気にしてます?」
【田中 もなか】「……なに、いきなり。わたしが太ったって? 太ったって? そう言いたいの? ねえ」
「こわっ。だれもそんなこと言ってないじゃないですか」
「わたしには『先輩って、体重(笑)とか、気にしてます?(笑)』って聞こえた」
「急に俺を陰険な奴にするのやめてくれません……」
「そうじゃないなら、なんでそんなことを?」
「いや、妹が最近太ったーって嘆いていて。先輩でもそういうこと気にするのかな、っていう単純な疑問です」
「気にしない女子の方が少数派じゃないかね。わたしも太らないように気を付けているもの」
「あ、やっぱそうなんですか」
「わたしの背丈で太ったら、チビでデブでどうしようもないからな……」
(返事に困るタイプのやつだ)
「でも妹さんって女子高生だったよね。女子高生の太ったーなんて、せいぜい1kgかそこからじゃないの?」
「4kg太ったらしいです」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「いや、もう、それは、もう、いや、もう」
「どうしたんですか、先輩。リピート再生が止まらないCDみたいになってますよ」
「相変わらず例えがど下手くそだな、君は」
「ちょっと急に冷静にならないで下さいよ……」
「高校生の女の子の4kg増量、ってもうそれは死刑宣告だろう」
「えぇ。すごい暗い顔してプリン見ていました」
「食欲が留まることを知らないな」
「結局食べてましたし」
「懲りることも知らないのかな……。なんでそこまで放っておいたんだ、わらびくん」
「そこで俺に矛先が来るのはおかしくないですか」
「君がしっかりしていたら、妹さんはそこまで太ることはなかったかもしれないのに……」
「こんなにも根拠のない責任転嫁は初めてですよ、俺」
「体重も人に押し付けられればいいのにね。積載転嫁」
「おっ。上手い」
「いや、上手くはないだろ……」






20121114『カロリー』


【望月 きなこ】「……………………」
【望月 わらび】「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……どうした、きなこ。プリンを前に、ずっと固まっているけど」
「わたしはこのプリンが食べたい」
「食べればいいだろ」
「死ね」
「いきなり口が悪い。なんだよ、なんでそんな怒ってるんだ」
「妹の気持ちとカロリーがわからぬ兄は死ぬべき」
「……あぁ、そういうことな。太るから食べたくないと」
「そういうこと」
「じゃあ食べなきゃいいだろ」
「わたしがそんな鋼の精神を持っていたら、そもそも太っとらんわ!」(バン
「あぁびっくりした。いきなり机を叩くんじゃないよ。なんだよ、別にそこまで気にしなくても、きなこは別に……」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……お前。ちょっと肉ついたな」
「うわああああああああああああああああああああ、おにぃ殺す!!」
「口の悪さがトップレートだな……。いやぁ、でも実際体重増えただろ」
「……うん」
「何キロいったんだ。1kg? 2kg?」
「……4kg」
「お前…………」
「だ、だぁってぇ! 最近、色々あってストレス溜まってたし! テストも頑張ったし! だからちょっとくらいいいかな、って思ったんだよ!」
「それでこの様か。流石にお前、女子の4kgはお前、お前アレだぞ……」
「おにぃがボキャ貧なのは知ってるけど、少しはなんとかならないの……」
「デブ」
「殺す」







お久しぶりです。
ここ最近は〆切でひぃひぃ言ってるので、ぜんぜん更新できてないですが、コミケ受かってます。

日曜日 レ<uロック-38b「あんころもち」でございます。わぁ、お誕生日席ダヨー。


今せっせと(まだ)原稿を作っている所です。サンプルっつーか、本文っつーか、中身はピクシブでちょこちょこと上げています。
こちらからどうぞ。良かったら来てくれるとうれしーです。






20120214『バレンタインの女子ども』

【望月 きなこ】「バレンタイン!」
【寿甘 うるち】「バレンタイン!」
「ついにやって参りました!」
「どんどんぱふぱふー!」
「『バレンタイン限定スイーツビュッフェ!』」
「なんて心躍る字面だ!」
「胃袋も踊っちゃうよ! 私も踊っちゃうよ!」
「まだ見ぬチョコの洗礼を前に、もっちーもかつてないテンションの上がりようだ!」
「楽しみだなぁ!」
「でももっちー。チョコレート祭りは楽しみだが、カロリーの方はそれはそれは計り知れんぜ?」
「はっ! 私は明日から一週間何も食べないから問題なし!」
「ヒュー! たのもしー」




20120213『二月になれば菓子屋が儲かる』


【 叶  かのこ】「もなかー。明日はどうするのよ」
【田中 もなか】「明日?」
「バレンタイン」
「あぁ。キュアピースのバレンタイン絵を描こうと思ってるけど」
「お! いいねえ、じゃああたしはキュアサニーを……って違う。こっちのほうのバレンタインだよ」
「別に今はネトゲはやってないけど……?」
「ネトゲのほうのバレンタインイベントでもない! リアルの話!」
「なんだ。パソコンの中以外でならバレンタインなんて関係ないよ」
「……気持ちは分からないでもないけど。後輩クンには? あげないの?」
「ん、ん、うーん」
「お。何やら微妙な反応」
「特にあげる予定はないけど……」
「あげたらきっと喜ぶと思うよー、もらえなかったらきっとがっくりすると思うよー」
「そうなのかなぁ……」
「そうだって。ていうか、サークルの仲の良い先輩っつったらやっぱり期待しちゃうんじゃない? あんただけしかいないんだしさ」
「うーん……。でも正直、面倒なんじゃないかと思うんだよね。私じゃなくて相手が。お返しとか気を使うだろうし」
「まぁそりゃ面倒だろうけどね。でも、それを上回るくらい嬉しいって。もらったこと、あげたことが大事なのよ、バレンタインはさ」
「そうかなぁ。うーん……、じゃあ、まぁ。どこかで買って行こうかなぁ」
「もなか、もなか」
「ん?」
「あたしのも」
「……は?」
「あたしも欲しい」
「…………なんで?」
「えっ」
「えっ」
「……えっ?」
「えっ?」
「くれないの?」
「あげなきゃいけないの?」
「いや別に義務ではないけど。欲しい」
「…………欲しいの?」
「欲しい」
「あぁ、そう……」




20120212『バレンタイン前の男ども』

【真寺  ユ ウ】「にいちゃーん。俺もさー、身体鍛えた方が良いかな?」
【望月 わらび】「……………………」
「髪型とかもさー。もう少しワイルドっぽくしたらどうかな、とか考えてるんだよね」
「……別に今から格好つけても、バレンタインには影響ないと思うぞ」
「は、はぁ!? バ、バレンタインとか関係ですぅー、ただちょっと見た目を良くしようと思ってるだけですぅー」
「それならまずその半ズボンやめろよ」
「いや、これはウルトラスーパーかっけーでしょ」
「……まぁとにかく、急に格好つけてもバレンタインのチョコはそう変動しないぞ。むしろバレンタイン意識しまくってるほうが格好悪くないか?」
「……ううううううう。それでも! それでも俺は! チョコが欲しいんだよ! 例えどんなに惨めだろうと、格好悪くても、それでもチョコが欲しいんだよ! それが、それが男ってもんだろ……!」
「そんな格好悪い理由で男を語られても。語るっつーか、騙るっつーか」
「何も本命が欲しいなんて贅沢を言っているわけじゃないんだよ。義理でもいいから……、家族以外の人からチョコを貰いたい……!」
「うーん……。でもクラスの女子とかと普通に仲良くしてたら、結構もらえたりしないか? バリバリの義理だけど」
「学校でってことでしょ? ウチの中学、そんな大っぴらにチョコ配れるような環境じゃないし……」
「あー……。中学って結構そういうところ妙に厳しかったりするよな……。高校だとそうでもないんだけど」
「俺の中で、高校に対する希望が今凄い」
「結局そういう相手がいないと貰えはしないんだろうけど」
「この上げて落とす感じ。ということは、兄ちゃんは普通に貰ってたんだ?」
「さっきも言ったけど、思いきり義理だけどな。友チョコのついでみたいな。しかもそれをきなこにほとんど喰われたし」
「うえっ。お姉ちゃんが? そりゃまたなんで」
「単純に食べたかったんじゃないの……。あいつあれでいてめちゃくちゃ食い意地張ってるし」
「あぁ……、そういうところあるよね。食に対する静かな闘志が凄い」
「この前もらったコーヒー豆も、『実はこれは食べられるタイプのお菓子か何かじゃないだろうか』ってじっと見てた」
「拾い喰いとかしてないといいね……。しかし兄ちゃん、なんでそんなお姉ちゃんの前でチョコ食べてたのさ。取られるのわかってるのに」
「家族以外にチョコをもらっている、っていうアピールはしっかりしておきたいだろ!」
「出たよ兄ちゃんの妙なところでの人間の小ささ」
「バレンタインのビターな思い出ってところだな」
「兄ちゃん基本的に上手くないっていうか最早下手だよね」





20120209『これを鬼へ投げよう』

【望月 きなこ】「あれ、おにぃ。どうしたのそれ」
【望月 わらび】「なんかもらった」
「コーヒー豆を? うちミルないのに」
「そうなんだよな。別にコーヒー好きって話をしたわけじゃないんだけど」
「ミルがない人の家に豆を贈るのは変じゃない」
「そう言われるとそうだなぁ。なんでくれたんだろう」
「あ。この前節分だったからじゃない? コーヒー豆も豆だし」
「……! お前天才だな」





20120208『渡したとして』


【 叶  かのこ】「じゃあこのコーヒー豆、渡しておいてね」
【田中 もなか】「……別に渡すのはいいけどさ。わらびくんの家にミルが無かったらどうすんの」
「は? コーヒーメーカーがない一般家庭なんて存在するの?」
「……無い家庭もあるんじゃないかな」
「いい、もなか。よく聞きなさい。今時、冷蔵庫がない家庭なんて存在する?」
「まぁそりゃどこにでも冷蔵庫はあるだろうけど」
「じゃあコーヒーメーカーがない家庭だってないでしょうよ。コーヒーは生きる糧よ。血だよ。血肉」
「……そうかなぁ」
「だって、もなかの家にもあるじゃん。ひとり暮らしなのにわざわざ買ってるし」
「そりゃ私はコーヒー好きだし」
「同人やってる人とはコーヒーの話で小一時間くらい話せるじゃない?」
「そりゃ同人屋にコーヒー好きな人が多いってだけなんじゃないの……」
「もう、なんだよもう。じゃあいいよ、後輩クンの家にコーヒーメーカーがなかったらあたしがプレゼントする!」
「結構あの子は神経太い方だと思うけど、流石に困惑すると思うよ」





20120207『すごく仲が良さそうに見えたわけで』

【田中 もなか】「わらびくん。これ、かのこから。クリスマス、いきなりだったのにごめん、遊んでくれてありがとう、だって」
【望月 わらび】「わ、そんないいのに。や、ありがとうございます。……なんですか、これ?」
「コーヒー豆」
「はぁ。なんでまたコーヒー豆なんでしょう」
「かのこの家、喫茶店やってるからね。それも多分、結構良いやつなんじゃないかな」
「へぇ、そうなんですか……。あー、そういえば、お茶の用意とかめちゃくちゃテキパキしてましたもんね」
「家の手伝いやってるから、そういうの上手いんだよ。他はからっきしだけど」
「へぇー……。かのこさんって、中学からの友達なんでしたっけ?」
「そうだね」
「結構長い付き合いですよねぇ、大学入ってからも遊んでるんだから。俺、そういう友達いないから、ちょっと羨ましいですよ」
「べっつにー。ただ腐れ縁で付き合ってるってだけだよ」
「へー」
「…………なに? にやにやして」
「いえ、別に別に。何でもないですよ」
「嘘だ。何か言いたいことがあるんでしょう。そういうことはハッキリと言うべきだよ」
「いやいや、何でもないですってば。えぇ、なんでもないです」
「……なんか腹立つなー」




20120204『節分の豆』

【望月 きなこ】「昨日は節分だったね。豆まきした?」
【寿甘 うるち】「いんや。あぁでも、豆は喰ったな」
「あぁ、歳の数だけってやつ?」
「いや、一袋ぜんぶ」
「は……?」
「家に置いてあったから、『ウヒョー、煎り豆じゃーん、いただきまんもすー』ってバクバクムシャムシャと」
「置いてあるのが豆とは思えないリアクション」
「なんかテンション上がっちゃって」
「煎り豆ってそんなに美味しいものだっけ……?」
「いや、まぁそこまで美味しい物ではねーんだけど」
「ないんかい……」
「もっちーんとこは豆まきすんの?」
「豆なんてまこう物なら、掃除をする母が烈火のごとく怒るんでやってませんね」
「世知辛いねぇ」





20120117『センター試験』

【望月 きなこ】「この前、センター試験だったんだってね」
【望月 わらび】「あー。そういえば、準備ってんで大学休みになってたな」
「結構トラブルも多かったらしいよ」
「まぁそりゃなぁ。仕方がない気もするけど、受験する側からすれば堪ったもんじゃないよな」
「おにぃのときもトラブルあったの?」
「あー、あったあった。主にお腹のトラブルがあった」
「完全に自己責任なんですけど。受験で緊張でもしてたの? おにぃってそういうところ結構小心者だよね」
「言っておくけど、きなこも絶対そういうトラブルに遭うからな。俺よりそういうところ小心者だから」
「……そんなことないもんー」
「まぁ兄ちゃんがお守り買って来てやるから安心しろ。交通安全のやつ」
「なんで学業成就じゃないの?」
「事故≠ェないようにな」
「……腹立つわー」




20120115『出費がかさむ年末年始』


【望月 きなこ】「古今東西ー、魑魅魍魎、空前絶後、唯我独尊のお年玉でのあるある大会ー」
【寿甘 うるち】「どんどんぱふぱふー」
「将来、自分があれだけの額を子供に配らなければいけないと思うと、気が滅入る……!」
「まさかのマイナススタート。え? そういうのなの? その心配をすんのは流石にまだ早ぇーんじゃないかと思うけど」
「早いかもしれないけど確実にやってくるんだよ、うるちー。正月の度に数万円も持って行かれる行事がね」
「そういう出費がかさむ年末年始だからこそ、冬のナスボーがあるんじゃねーの」
「私がボーナス出ないところに就職したらどうしてくれよう」
「知らんがな! 努力しろよ、そこは!」
「でも最近不景気だしねぇ。全然就職出来ない、なんてこともあるかもしれないんだよ」
「なんで今日のもっちーは世間に対してネガティブキャンペーンをしてんの?」
「実は先日、嫌なことがありまして」
「ほう」
「独り身の兄にクリスマスの予定を聞くのが、私の恒例の楽しみだったんだけどさ。それで、この前……」
「ちょっと」
「ん?」
「さらっと流そうとしてることにびっくりしたわ」
「何が?」
「いや嫌な妹すぎるだろ……。なんでお兄ちゃんの傷をわざわざ抉ってその上で喜びを感じているんだよ」
「いやいや、普通の家庭の妹ならこれは恒例行事だよ」
「……そうか? …………………………そうか??」
「そうなんですよ」
「そもそも、もっちーはクリスマスはオレと一緒に遊んでただけじゃん」
「まぁそうなんだけど。でも予定はあるわけじゃない」
「あるけど……、ん、んん? それでもっちーは勝ち誇ってお兄ちゃんに聞いちゃうわけ?」
「聞くでしょうそりゃ」
「……望月家ってなんだか変ね」
「そうかなぁ」
「それで? 嫌なことってのは?」
「あぁ。それでね、私がいつも通り『おにぃって、クリスマスどうすんの』って聞いたんだけど」
「にやにやしながらね」
「なんで分かったの?」
「そりゃ分かるだろーよ」
「そう? そしたらさぁ、『クリスマス? あー……そういえば、サークルの先輩と遊ぶ約束してたわ』って言いやがってね!」
「いいじゃん別に……、予定あるならあるで」
「いや違うんだようるちー。普通に言われるだけなら、私もここまで腹は立たないよ」
「ん? 普通に言っているように聞こえるけど」
「あたかも何気なさを装って、自然に言っている風を出してるのがムカつく!」
「あー……、そういうのね」
「格好つけやがって! どうせ、私がいつも言ってる仕返しに色々考えたことに違いないよ! そしてその仕返しは大成功だこのやろー!」
「うーん……、なんつーか」
「なに?」
「いや、似た者兄妹なんじゃねーの、自分ら」



『GA 芸術科アートデザインクラス Slapstick WONDERLAND』応援中!



如月ちゃんみたいな彼女が欲しいなァ!





あの空木あんぐ先生が萌え四コマを描いているよ! イヤッホウー!






女主人公&セイバーさんのコンビにしてホンット良かった! たんのしー!
『わたしの聖杯戦争にっきextra』のネタ元ですよん。